公園でも遊び場でもありません。動植物の採取もできません。でも京王沿線の多摩丘陵では、昔のままの風景に近い最も純粋な「里山」と呼べる風景が残されている場所ではないかと思います。
このエリアは今から30年ほど前に東京都の条例で保全地域に指定されました。(正確には「図師小野路歴史環境保全地域」です)
10年ほど前から地元農家で構成される組合が昔ながらの手法で管理するようになってから、現在のように整った里山景観がよみがえったそうです。谷戸の棚田やため池、森の中の道は本当によく手入れされているようです。
今では、新聞社の「日本の里地里山30選」に選ばれたり、企業も参加する東京都の環境保護活動「東京グリーンシップアクション」のフィールドにもなり、多摩丘陵を代表する里山になっています。ただその割には、この地域を訪れる人や関心がある人に向けての公式情報はほとんど発信されていないようです。
また、管理組合のお仕事をされている方々は比較的高齢の方が多いように見えます。今後は後継者への管理技術の伝承にも力を入れて、将来にわたりずっとこの貴重な地域をこのまま維持していただきたいと思います。
◆行き方
京王多摩センター駅から日大三高行きで「扇橋」下車
または、小野路経由鶴川行きのバスで「小野神社前」下車
掲載日付:2008/03/16